国立ジャズオーケストラ(ONJ)- “リチュエル(Rituels)”

次回公演:

  • 2020年10月28日 パリ 
  • 2021年01月31日 フィルハーモニー・ド・パリ大ホール
  • 2021年03月06日 ラジオ・フランス
  • 2021年03月23日 ボー・ド・マルヌセンター


フレデリック・モラン:アートディレクター

エリノア、レイラ・マーティアル、グレゴワール・ルトゥヴェ、シルヴァン・エラリ、フレデリック・モラン:作曲

エリノア:ヴォーカル
レイラ・ マルシヤル:ヴォーカル
リンダ・オー:ヴォーカル
ロマン・ダイエズ:ヴォーカル
カトリーヌ・ドロネ−:クラリネット、バセットホルン
ジュリアン・ソロ:アルトサックス、クラリネット
ファビアン・ドゥベルフォンテーヌ:テナーサックス、フルート
スザナ・サントス・シルヴァ:トランペット、フリューゲルフォン
クリスチアーヌ・ボップ:トロンボーン
ディディエ・アヴェ:チューバ、バス・トロンボーン
ステファン・カラッチ:ヴィブラフォン、マリンバ
ブルーノ・ルデ:ピアノ
ラファエル・コエネール:ドラム
エルザ・モアティ:ヴァイオリン
ギヨーム・ロワ:ヴィオラ
ジュリエット・スラ:チェロ
ラファエル・シュワッブ:コントラバス
マリ・アフン:映像
エルワン・ブレ:音響
レスリー・デヴィーニュ:照明

「芸術の本質は、見えるものをそのまま再現するのではなく、目に見えないものを見えるようにするものである。」
画家でありミュージシャンでもあった20世紀の偉大なクリエイター、パウル・クレーのこの名言は、音楽にも通じるものがある。真のクリエイターにとって、イメージや、シンプルであったり複雑であったりする目に見えるものは、常に緊張感と、詩と謎にあふれていると教えてくれるからである。それと同様に、音のイリュージョンとスペクトル音楽の愛好家であるフレデリック・モランにとって音楽はなによりもまず、観客一人ひとりの想像力を掻き立てる繊細な媒体である。

ONJでの任期の始まりを印象づけるオリジナルの作曲レパートリーである、リチュエル(Rituels)と名付けられたこのプログラムでは、アートディレクターはアコースティック版のオーケストラにおいて、その作曲によってより不人工的で幻想的な一面を浮き彫りにする。オーケストラという宝石箱の中で、ヴォーカルは一つの楽器として捉えられている;声は人間とイマジネーション、そして精神との密接な第一のベクトルである。

フレデリック・モランとエリノア、シルヴェーヌ・エラリー、グレゴワール・ルトゥヴェ、レイラ・マルシヤルーフランスの現代ジャズシーンにおける実力者の中でも冒険的な四人のアーティストーが作曲を担当したこの共同プログラムは、観客を日常の儀式の観念というテーマに沿って構成された工程のなかでオーケストラの工程に導く。時間を永遠の帰還として想起する様々な私的な音色の絵画。
プログラムの楽曲の全体がコントラストのある世界を描き、マリ・アフンによる映像クリエーションによってさらに豊かなものになっている。

 


過去のコンサート:

  • 2020年01月18日 スイス
  • 2019年11月07日:ラジオ・フランス
  • 2019年10月18日:ペルピニャン